稽古内容


正心道カリキュラム(教育課程)について

各稽古は、正心道カリキュラムをベースに進められます。

この正心道カリキュラムの最もユニークな点は下記の3点です。

  • 組み手(スパーリング)の稽古がないこと
  • 昇級・昇段審査の簡素化
  • カジュアルな雰囲気の中での、伝統・古伝の武道の型の修得

正心道では「型」と「武踊」をメインの稽古とし「組み手(スパーリング)」は含まれていません。

「年齢を問わず誰にでもチャレンジできるファミリー道場を!」これを指導理念とする為で「組み手」の代わりに「ミット打ち」や「基本護身術」「フィジカルトレーニング」など多様な稽古を行なっています。

このカリキュラムは特に安全性を重視し発案・開発されました。

結果、稽古中の怪我や事故等を大きく減らすことに成功し本当の意味で「誰にでもチャレンジできる空手稽古」のオファーが可能となりました!!

稽古中は常に安心安全を心掛けて道場運営をしており、本当にたくさんの笑顔が見られます。

 

短時間ではありますが、最新のニュースやトピックスについて積極的に会話し様々な人と触れ合う事は生徒さんの心を開き、子供たちのマインドや視野をグローバル化させモラルやマナーへの理解促進に役立ちます。

これも正心道カリキュラムのにおいて大切な一つになります。

 

次に正心道カリキュラムの4ステージをご紹介します。


正心道カリキュラムの4ステージ

ステージ1

メンタル・デベロップメント(精神の育成)

 

まずは生徒さんのメンタル面でのベースつくり。

「マナー」「モラル」「優しさ」「冷静さ」「思いやり」「忍耐力」を促進させる稽古から始めメンタル面でのベースを形成します。

生徒さんとのコミュニケーションにフォーカスし、稽古の中で指導者やスタッフは常に生徒さんとの会話の時間を最も大事にしています。

そして、その時間を積極的に持つ事で生徒さんは自分が受け入れられていると感じ、それによって自信とやる気を生み出し同時にお互いの心を開くきっかけにもなります。


ステージ2

フィジカル・デベロップメント(身体の育成・強化)

 

ステージ1の存在があって、はじめて成り立つのがステージ2です。

生徒さんにしっかりと武道稽古とは、どういうものなのかステージ1で把握してもらい、メンタル部分が少し養われたうえで本格的な身体稽古に入ります。

この順番を間違えて、稽古をつけてしまうと生徒さんは長続きしないで止めてしまうケースが多くなります。

バランス、体力、体のコーディネーションを強化する為に汗を流す稽古に集中します。


ステージ3

シェアリング(協力)

 

ここでは他人とシェアする気持ちを培ってもらいます。

そして実際に行動に移してもらいます。

ステージ1と2では自分のベース作りと、自己の「理解」「把握」「強化」をメインに稽古が組まれておりますが、ある程度それが分かってくる、出来るようになると心に少しの余裕と自信が生まれてきます。

このステージでは、その余裕と自信を生かし他者への協力・ヘルプに努めるよう促します。

他者をヘルプさせることによりそれぞれの責任感を促します。

また上級者の審査項目には、次の審査までに必要なヘルプ統計時間が要求されます。

皆で助け合いましょう! 


ステージ4

インデペンダンス(独立)

 

ステージ1・2・3より自己の「精神」「身体」そして「心」の育成を促し最終的に個々の独立性、その力を確立させます。

何でも自分の力で出来るようになる「強さと優しさ」を持った生徒さんに!

これが、正心道カリキュラムの最終目標となります。



稽古のながれ

  1. 黙想
  2. ウォームアップ(ジョギング・軽い柔軟・筋トレ)
  3. 基本稽古(突き・蹴り・呼吸法など)
  4. 型・武踊稽古・護身術稽古
  5. 会話の時間・文化交流&紹介の時間・ゲームの時間(園児・小中学生の部)
  6. 掃除
  7. 黙想